涙こらえる取材だってあるさ
県内のとある漁港の漁師さんを取材しました。
昔に比べて漁獲高が減少、さらに燃油は高騰・・・
今後、漁を存続することが困難かもしれないほどの状況だそうです。
そんな頭の痛い現状の中、取材をすると言っても
“いったい何を伝えればいいのか”と複雑な心情を話してくださいました。
でも、この取材を通して伝えたいのは、
その仕事にたずさわっている人たちの熱い想い。
おいしい海産物があるのはこの場所というガイド的な情報よりも
資源が失われつつある海に絶望せずに向き合って
古くから受け継がれてきた漁を守っていこうとする姿を伝えたい。
そのことを漁師さんにしっかり分かってもらわなければと話をしているうちに、
どんどん目頭が熱くなって、仕舞いには声まで上ずってしまって。
最初、難しい表情だった漁師さんは、「そうか」と笑顔でひと言、
いろいろな思い出話をしてくださいました。
一緒に同行していただいているディレクターさんも
帰りの車中で「漁師さん涙ながらに語ってくれましたね」としみじみ。
厳しい現実に対する悔しさと、それでも諦めずにじっとこらえる強い信念。
胸にこみ上げるものがありすぎる、素晴らしい取材でした。
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