妄想族は今日も走る
取材の仕方や原稿の書き方には
やっぱり人それぞれの特徴があると思う。
誰かの原稿を読んでいると、いったい自分はどんな原稿を書いているのだろうと考える。
ずーっと考えている。
やさしい、きっちり、あたたかい、のんびり、たおやか・・・
文章にはいろいろなタイプがあって、正直なところ時々困惑することがある。
自分にできない表現や初めて耳にする語彙に
どうして自分の中から、それが湧いてこないのかと悔しく思ったりする。
十人十色という言葉が示すように、
自分以外の表現をすべて身に付けるというのは不可能に近い。
もちろんそれも分かっているのだけれど
どうして自分にはできないのだろうと、
どうして自分は同じように感じられないのだろうと
考え込んでしまいがちなのだ。
どうしてそんなふうに上手く話が聞けるのだろう
時にはそんなことだって思ってしまう。
あなたプロでしょう?という声が聞こえてきても
それはプロとか、素人とか、そういうことではなくて
私は何年経っても同じように考えているような気がする。
もちろんプロとして仕事を任せていただいている以上
自分のできる限りの力量で向き合っている。
でもやっぱり今の自分にできないことは、数え切れないほどある。
それを考え出すと止まらなくなってしまう。
*****
といっても、トコトン落ち込んでいくわけではなく
今の自分に足りないものを
パズルのピースを探すように見つけていくわけなのです。
でも、これが案外、いろいろなことを消耗するようで・・・
おそろしくなるほど、眠い毎日が続いております。
これはどうしようもない生まれながらの性分でしょうね。
うんうん唸って、これは!と思ってもらえる文章を書かなければ。
そんなことばかりをぐるぐると思っている梅雨の夜なのでした。
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