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2009年7月10日 (金)

妄想族は今日も走る

取材の仕方や原稿の書き方には

やっぱり人それぞれの特徴があると思う。

誰かの原稿を読んでいると、いったい自分はどんな原稿を書いているのだろうと考える。

ずーっと考えている。

やさしい、きっちり、あたたかい、のんびり、たおやか・・・

文章にはいろいろなタイプがあって、正直なところ時々困惑することがある。

自分にできない表現や初めて耳にする語彙に

どうして自分の中から、それが湧いてこないのかと悔しく思ったりする。

十人十色という言葉が示すように、

自分以外の表現をすべて身に付けるというのは不可能に近い。

もちろんそれも分かっているのだけれど

どうして自分にはできないのだろうと、

どうして自分は同じように感じられないのだろうと

考え込んでしまいがちなのだ。

どうしてそんなふうに上手く話が聞けるのだろう

時にはそんなことだって思ってしまう。

あなたプロでしょう?という声が聞こえてきても

それはプロとか、素人とか、そういうことではなくて

私は何年経っても同じように考えているような気がする。

もちろんプロとして仕事を任せていただいている以上

自分のできる限りの力量で向き合っている。

でもやっぱり今の自分にできないことは、数え切れないほどある。

それを考え出すと止まらなくなってしまう。

*****

といっても、トコトン落ち込んでいくわけではなく

今の自分に足りないものを

パズルのピースを探すように見つけていくわけなのです。

でも、これが案外、いろいろなことを消耗するようで・・・

おそろしくなるほど、眠い毎日が続いております。

これはどうしようもない生まれながらの性分でしょうね。

うんうん唸って、これは!と思ってもらえる文章を書かなければ。

そんなことばかりをぐるぐると思っている梅雨の夜なのでした。

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